| 第2回 小野寺 咲子様 インタビュー | |||||||||||||
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本日は7期の卒業生 小野寺 咲子さんにお話をお伺いいたします。 どうぞよろしくお願いいたします。
| イ | 早速ですが、明海大学に入ったきっかけはなんですか? |
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| 小野寺 | 父が不動産鑑定士をやってまして。 明海大学に不動産学部が出来たときに「こんな学部が出来たよ。」と。 もともと父の仕事にも興味があったので。 |
| イ | 学生時代の一日の時間の使い方は? |
| 小野寺 | 午前中は昼近くまで寝ていて、お昼から学校に行きます。 それから授業を受けて、ワンゲル(ワンダーフォーゲル部)や学友会に顔を出して。それからアルバイトですね。アルバイトはたくさんやりましたね。 |
| イ | どんなアルバイトを? |
| 小野寺 | 神保町の書店、予備校の事務、レンタルビデオ屋にコーヒーショップのホール、モデルルームの受付、居酒屋の調理担当などです。 |
| イ | 本当にいろいろやりましたね。アルバイトを熱心にやった理由はあるのですか? |
| 小野寺 | じつは大学に入る前は音大も考えていまして、高校生のころにアルバイトをしたことが無かったんです。それで大学に入って、自分がなにもできないことに気づきまして。資格というか、スキルというか、自分にお金を稼ぐ能力がないということが不安に思えたんです。それでたくさんアルバイトをして、お金を稼ぐ能力を身に付けようと思いました。ひとつのアルバイトをやめると、働いていないことに不安を感じてしまって。すぐに次を見つける、という感じです。それも掛け持ちでやっていました。 |
| イ | 神保町の書店というといろいろありますが、やはり不動産関係に強い書店とか、コーナーを担当したのですか? |
| 小野寺 | いいえ、アニメの専門コーナーを担当してました(笑)。神保町の大きな書店のアニメコーナーというとかなり詳しいお客さんが多いのですが、私は知識が無いのでお客さんの質問に答えられないんですね。たとえば「こういう本ありますか?」っていうだけでも。そのときに、レジの近くにいた別の客さんが「それならあそこにあるよ」って教えてくれたこともありました。 他にもアルバイトはいろいろと勉強になりましたね。居酒屋の調理場で刺身の切り方を覚えましたし(笑)。 |
| イ | 勉強はどうでしたか? |
| 小野寺 | 楽しかったですね。道路って勝手にできるものではないんだ、って知りました(笑)。それまでは道路工事ってただ道路を適当に作っているのかと思っていたのですが。どのように道路を作るのが一番良いのかと考えている人たちが居るんですね。 |
| イ | 卒業論文のテーマというのが物流出入管理システムということですが、どのような内容なんですか? |
| 小野寺 | コンビニのトラックのように、定常的に荷物の積み下ろしのために公共の道路に路上駐車してしまいますよね。あれが交通渋滞の大きな原因の一つなんです。これを解決するためにどうすればよいか、と。たとえば小さなトラックにして往復する回数を増やすとか。 |
| イ | なるほど。そういった内容ですと自ら一次データの収集もしなくてはならないですよね。交通量調査などもやったのですか? |
| 小野寺 | ハイ。いろいろと調べるために大きなデパートなどに話を聞いて回ったりもしました。特に大学の周りでは明海大学の取材だと名乗ってお願いをすると、皆さん非常に協力的だったのが印象に残っています。明海大学ってまだまだ歴史は浅いのですが、地元ではやはり大きな存在なんですね。嬉しかったです。 |
| イ | 前回のインタビューでは一期生の方にお話をお伺いしたのですが、やはり新設の大学に入学するかたはパイオニア精神が強いな、と。小野寺さんのころはいかがでしたか? |
| 小野寺 | 私のころもそういう傾向はあったと思います。私はワンダーフォーゲル部に入っていたのですが、それ以外にも学友会の下部組織である学術文化連合の副会長もやっていたんですね。今の同窓会理事の平松君と同期なのですが、彼が当時学術文化連合の会長をやってまして。そのときにリーダーズ研修というのがあって。各部の部長や副部長が一緒に合宿して、今後の活動について話し合うんです。それが本当に皆さん真剣で、自らが何かを作り上げていくという意気込みを感じました。 |
| イ | 確かに普通の大学ではなかなか合宿までしてというのは聞きませんよね。それこそ道路じゃないですが、勝手にやり方が決まるのではなくて、それを一生懸命考えている人たちがいたんですね。 |
| イ | 話は変わりまして、就職は研究分野とはまったく違う分野ですね。就職活動に関して教えていただけますか? |
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| 小野寺 | 不動産学部は大きく法律、経済、土木の3分野に分かれてまして、師事する先生の専門分野によって就職先も大分違うんですね。私の先生は土木系だったので、そういう方向で考えていました。 |
| 小野寺 | 最初は測量関係とか、都市計画コンサルタントの仕事につきたいと思っていました。しかし、当時は不況で、就職は困難で。特に女子で4大卒は難しかったです。それにそういった職種は院生の採用が中心で。それで、就職活動と平行して大学院への進学も考えていました。しかし、大学院に2年間通ってそのあとこの不況で何か変わるのかとも思いまして。特に女性でこういった仕事ですと、大学院を出ても公務員しかないんですね。公務員になるために大学院に行くというのもどうかとも思っていました。 |
| イ | 他の学生さんはどのような業界に就職されるのですか? |
| 小野寺 | 不動産学部を出ると不動産賃貸業に行く方が多いですね。 あとは突然変異で、車が好きだからディーラーとか、IT系とか。平松さんがそうですが(笑)。 |
| イ | なるほど。そういった悩みを持ちながら就職活動を続けられたわけですね。 |
| 小野寺 | それで、就職活動に向けて、まずは業界を知ろうと、アルバイトで都市計画の会社に勤めました。ほぼパートだったんですけど。知り合いの紹介でインターンシップのような感じですね。公園の設計をする会社で、公園周りの気候とか、お天気とかをしらべて、そういう情報に合わせて年間の動員計画を立てるとか、植物の調査とか、植林の計画とか。田舎の国立公園の野生動物の生態の調査なんかもやってました。3年生の終わりから、4年生の頭までやってましたね。 そこで働いている人たちは本当に朝から終電まで働いてました。いわゆる3Kだっていわれてましたね。こんなところで働かないほうがいいよ、言われたりしました(笑)。でも楽しい職場でしたよ。 |
| イ | 最終的に今の会社に入社されたきっかけはなんですか? |
| 小野寺 | 大学の就職活動室で見つけた就職フォーラムに行きまして、ぐるぐる回っているとひとつだけ誰も居ないブースがありまして(笑)。おじいちゃんと女の子が話しているんですね。それでよく見ると出入管理と書いて在りまして、まさに研究テーマだと(笑)。それでそこでお話を伺ったんです。それでお話が弾みまして、興味があれば電話してくれ、となりまして。そのあと電話しまして、月曜日に面接して、土曜日に採用が決まりました(笑)。それが10月の末です。新卒採用は2名でしたね。採用は3年ぶりだったそうです。今年は11人なんですが、100人の会社なので、激増ですね。当時はセキュリティーという言葉がまだ一般的では無く、これからの業界だというイメージが強かったです。あまり大きな会社には行きたくなかったというのも在りまして。自分で行動できる会社に行きたかったので、そういう意味でも満足の行く就職でした。 |
| イ | お仕事の内容をお伺いしたいのですが。 今はどのようなお仕事をされているのですか? |
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| 小野寺 | 株式会社アートでは29年間セキュリティシステム、主に人が何時何分にどの部屋に入ったか管理できる、出入管理システムの提案から設計・施工・アフターサービス等を行っておりまして、その中で、営業本部システムエンジニアリング部所属 係長として顧客へのシステム提案活動、Web管理、広報広告宣伝活動、販売促進活動を担当しております。 |
| イ | 20代の女性で係長というのは珍しいですよね。 若くして昇進された理由というのはあるのですか? |
| 小野寺 | 簡単に言えば入社したときにできた新しい業務でしたので、一からなにもかも作らなければならなかったからでしょう。そしてその仕事がひとつの部署として独立させたためだと思います。
最初の仕事は提案書を作成することでした。当時は提案営業というスタイルがはやり始めたころで、それまではカタログ営業に近いものでした。そこで、お客様、特にエンドユーザー向けの提案書を作成するという仕事をやらせていただきました。3年目の途中までです。ずっと会社の中で(笑)。そのときに提案書作成に必要なスキルとして、図面を見ることが必要だったのですが、最初から設計図面が読めたんです。他の人は読めないんですね。自分でも仕事でやってみて気づいたのですが。大学で少し経験していたんです。他にも系統図とか、機器配線図とか、そういったものをだんだん理解できるようになったのです。 |
| 小野寺 | それで途中から技術部に移ったのですが、営業と技術部の間にSE的な営業支援部隊が必要だということになりまして。これまでもキャリアを考えると私が適任だったんですね。その仕事が部署として独立して、係長になりました。営業、技術、お客様のそれぞれの立場からシステムを考える仕事ですが、大学時代に不動産を法律、経営、土木というそれぞれの面から多面的に考えた経験がとても生きていると思います。 |
| 小野寺 | また、途中からWebもやってます。サイトの企画をして、業者さんに制作を頼むという形です。デザインに関しては今後輩でデザインを専門にやっていたものがおりまして、一緒にやっています。 |
| イ | なるほど。会社から新しいことを任されているのですね。 今の会社に勤めてよかったところ、悪かったところは? |
| 小野寺 | 良かったところは、この分野の最先端の情報をいち早く入手することが出来ることです。 もともと新しいもの好きなので。デジタル商品の情報誌なんかを良く読んでました。 扱っている技術や商品が話題になることも多いので、家族から偶然「指紋照合って知ってる?」なんて聞かれたこともあって。「それが私の仕事です」と。セキュリティーというと分かりにくいので、今までは簡単に「カギやです。」と答えていたのですが(笑)。 悪かったところは、世間に事件が起こると製品の問い合わせが多いこと。不動産鑑定士の父から、毎年2次試験合格者発表日に「今年は明海大学から何年卒業のなんとかさんが合格した」というメールが入ることです(笑)。 |
| イ | いろいろとお話ありがとうございます。そろそろ終わりですが、最後に明海大学のHPでやってほしい企画などありますか? |
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| 小野寺 | 先日NHKに明海大学の外国語学部の先生が出演されてまして。その番組が面白くて、ついその番組の本を買ってしまいました。おそらく他にもご活躍の明海大学の卒業生や先生方はたくさんいらっしゃると思います。そういった話題をサイトで紹介していただけると嬉しいですね。 |
| イ | それは面白いですね。メディアだけでなく、会社に明海大学の卒業生が入社してきたとか、友達の友達が同じ明海大学の卒業生だったとか、そういう身近な話題も伺えると面白いですね。 |
| イ | それででは今日はお忙しい中、長い時間ありがとうございました。 |
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ちょうどインタビューの日に雑誌で小野寺さんの会社の取材記事が取り上げられていました。 (左 日経トレンディ 右 週刊アスキー) |
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指紋認証システム |


簡単に言えば入社したときにできた新しい業務でしたので、一からなにもかも作らなければならなかったからでしょう。そしてその仕事がひとつの部署として独立させたためだと思います。
最初の仕事は提案書を作成することでした。当時は提案営業というスタイルがはやり始めたころで、それまではカタログ営業に近いものでした。そこで、お客様、特にエンドユーザー向けの提案書を作成するという仕事をやらせていただきました。3年目の途中までです。ずっと会社の中で(笑)。そのときに提案書作成に必要なスキルとして、図面を見ることが必要だったのですが、最初から設計図面が読めたんです。他の人は読めないんですね。自分でも仕事でやってみて気づいたのですが。大学で少し経験していたんです。他にも系統図とか、機器配線図とか、そういったものをだんだん理解できるようになったのです。
